心神喪失者等医療観察法
池田小の事件があって、与党内に「精神障害者を野放しにするな」という論調が高まった。触法精神障害者は“適切な”施設に収容すべし。という流れができて、裏づけをつくるために科研費による研究が行われた。それが下記、松下正明を座長とする研究である。
- 触法行為を行った精神障害者の精神医学的評価、治療等に関する基礎的研究
- 松下正明(東京都立松沢病院)
- 厚生科学研究費補助金 先端的厚生科学研究分野 こころの健康科学研究事業
- 2002(平成14)年度
- http://webabst.niph.go.jp/content/2002/20020856.html
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- 各ファイルの内容は以下のとおり。
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560001.pdf 松下正明による総括 p.18〜 責任能力鑑定における精神医学的評価に関する研究 森山公夫(陽和病院)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560002.pdf 前項つづき p.12〜 触法精神障害者の治療必要性の判定に関する研究 平野誠(国立肥前療養所)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560003.pdf 前項つづき
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560004.pdf 前項つづき(資料編) p.2〜 触法精神障害者の治療プログラムに関する研究 武井満(群馬県立精神医療センター)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560005.pdf 前項つづき(資料編)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560006.pdf 前項つづき(資料編) p.5〜 触法精神障害者の処遇のモニタリングと社会復帰に関する研究 竹島正(国立精神・神経センター精神保健研究所)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560007.pdf 前項つづき(資料編)、 p.4〜 研究協力:触法精神障害者の処遇のモニタリング研究における法律的問題点と対応 川端博・明治大学法学部教授、 p.8〜 研究協力:追跡研究における諸問題 心神喪失等医療観察法(案)の適用対象となった者の追跡研究を想定して 三宅由子・国立精神・神経センター精神保健研究所、 p.12〜 研究協力:社会復帰支援のための情報交換のイメージと方法論 橋本康男・広島大学大学情報サービス室助教授、 p.18〜 研究協力:情報の観点からみた英国司法精神医学サービスとソーシャルワーカーの役割 助川征雄・田園調布学園大学人間福祉学部教授)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560008.pdf 前項つづき、 p.4〜 研究協力:英国における司法精神医学サービスにおける情報収集システムについて 研究協力者@立森久照・国立精神・神経センター精神保健研究所、五十嵐禎人・東京都精神医学総合研究所、浦田重治郎・国立精神・神経センター武蔵病院、助川征雄・田園調布学園大学、小山智典・東京大学大学院医学系研究科、林美紀・国立精神・神経センター精神保健研究所、分担研究者@竹島正・国立精神・神経センター精神保健研究所、 p.11〜 研究協力:英国司法精神医学サービスにおける患者情報の共有とプライバシー保護 林美紀・国立精神・神経センター精神保健研究所)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560009.pdf 前項つづき(資料編)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560010.pdf 前項つづき(資料編)、 p.5〜 司法精神医療従事者の研修・教育に関する研究 山内俊雄・埼玉医科大学、 p.17〜 分担研究:諸外国の司法精神医療従事者の教育システムならびに専門性について 五十嵐禎人・東京都精神医学総合研究所)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560011.pdf 前項つづき、 分担研究:北米大陸の司法精神医療従事者の教育システムならびに専門性について 安藤久美子・関東医療少年院/岡田幸之・東京医科歯科大学難治疾患研究所)
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560012.pdf 前項つづき、 p.3〜 分担研究:ドイツの司法精神医療従事者の教育システムならびに専門性について 加藤久雄・慶應義塾大学法学部、p.19〜 分担研究:オランダにおける司法精神医療および教育制度 林美紀・国立精神・神経センター精神保健研究所
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560013.pdf 前項つづき、 p.8〜 分担研究:わが国の大学精神科における司法精神医学教育の現状と問題点 山内俊雄・埼玉医科大学精神医学、 p.13〜 分担研究:司法精神医療における看護職を対象とする研修・教育のあり方 羽山由美子・聖路加看護大学
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560014.pdf 前項つづき、 p.19〜 分担研究:ソーシャルワーカー、作業療法士、心理士等の教育システムならびに専門性について 三澤孝夫・国立精神・神経センター武蔵病院
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560015.pdf 前項つづき、 p.9〜 分担研究:共通の場(学会・研究会)の状況 安藤久美子・関東医療少年院/岡田幸之・東京医科歯科大学難治疾患研究所、 p.14〜 分担研究:判断・処遇に関わるスタッフについて 宮田祐良・法務省保護局/古賀正明・法務省保護局、 p.18〜 分担研究まとめ:重大な犯罪を犯した精神障害者の処遇に関わるスタッフの養成
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560016.pdf 前項つづき、 p.3〜 分担研究:触法精神障害者の看護ならびに地域支援の手法に関する研究 宮本真巳・東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科、 p.16〜 報告:重大な犯罪を行った精神障害者の看護等に関する調査 吉浜文洋・静岡県立大学短期大学部看護学科
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560017.pdf 前項つづき、 p.10〜 分担研究:触法心神喪失者の地域生活支援とPSWの役割について 相川章子・地域生活支援センターMOTA/精神保健福祉士、 p.16〜 分担研究:カナダの司法精神医療 村上茂・大阪府立中宮病院看護師
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560018.pdf 前項つづき、 p.9〜 分担研究:イギリスにおける司法精神医療について 下里誠二・東京都立松沢病院看護師
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560019.pdf 前項つづき、 p.7〜 分担研究:触法司法精神障害者の長期経過と退院促進に関する研究 五十嵐禎人・東京都精神医学総合研究所、 p.12〜 分担研究:検察官・矯正施設長通報による措置入院患者の長期経過に関する研究
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560020.pdf 前項つづき、 p.6〜 分担研究:重大触法歴を有する精神科通院患者に関する4年間の追跡調査 田口寿子・東京都立松沢病院精神科/田村みずほ・ながやまメンタルクリニック/陶山満雄・東京都立墨東病院精神科/小原圭司・横浜刑務所/五十嵐禎人・東京都精神医学総合研究所精神保健医療システム研究部門/分島徹・東京都立墨東病院精神科
- http://webabst.niph.go.jp/pdf/2002/200208560021.pdf 分担研究:触法精神障害者をめぐる用語に関する研究
法案の国会審議に際しては、各団体からの反対、抗議声明などが続々出されたが、2003年6月に参議院、7月に衆議院にて強行採決の上、可決された。
運動系のホームページが多くて、読んでいてとても疲れた。「中央公論」2002年5月号と、「精神医療」第4次32号を明日、図書館でコピーしてくること。と思ったら、中央公論のほうは、書いた当人の森健@モリケンに電話すりゃきっとデータを送ってくれることであろうということに気づく。おっけ。
はあ、それにしても、どうやったら“運動”に巻き込まれずに考え、そして書いていくことができるか、ちょっと考え込んでしまった。