「サラ いつわりの祈り」

 昨日、試写最終日に駆け込み。
 ある母と子を描いた映画なんですが、、、、わたし、こういうのダメなんです。レビューを書かなくてはいけないんだけど、昨日は試写の後ずーっと、帰って夕飯食べた後もまだ吐き気がしていたのでした。
 今日はそのあおりで、一日中ずーっと眠かった。もうちょっと癒えないと、書けそうにない。
 J.T.リロイの作品で読むのと、映画で見て聞いてしまうのとではあまりに違う。小説による表現と、映画という媒体との違い、みたいなこともちょっと考えた。こういう映画、わざわざ作らないでよ!って思った。破綻してて、荒んでて、、、これがまったく他人のことだと思えれば少しはマシなのかもしれないけど、わたしも母親なので、どうしても他人事としては見られない。ウチの末っ子はちょうど映画に出てくる子と同じ年頃で、目元だとかの雰囲気がよく似てる。そう、なんかもう、わたしにとっては痛すぎる映画だったのだよ。あんなのを見てしまうと、不安でしかたなくなる。
 あーあと、ジェイムズ・エルロイの『わが母なる暗黒』とか、思い出した。設定はちょっと違うんだけども、救いようのなさが共通している。
 男の子にとって、母親ってどんななんだろう?

 みたいな断片をつなぎ合わせて、きれいに直して、明日あたり、レビューを書きます。もう一晩、寝かせてください。


2005年GW、シネマライズにて公開
公式HP→ http://www.sara-inori.jp/