いちごのジャム

 もういちごの季節は終わりです。なんでもそうですが、終わり際にはずいぶんと安くなったりします。
 昨日は、熟れ熟れの小粒いちごが大パック100円で売られていたので、4パック買ってきてジャムをつくりました。そのぐらい大量にあると、パックにかぶさっているフィルムを剥がすだけで台所いっぱいに甘い香りが充満し、玄関まで漂っていったよう。桶に水を張っていちごをしばらく浸けてる間に小学校3年生の息子が学校から帰ってくるなり、「いい匂いがする!」と台所へ駆け込んできました。

  • いちごは洗ってヘタを取る
  • いちごのかさの3倍ぐらいの鍋を選ぶ。いっぱいいっぱいの鍋だとふきこぼれてしまいます
  • 鍋にいちごと砂糖を投入。砂糖の量は好き好きです。わたしはだいたいいちごの量の4分の1ぐらい入れてます
  • 強火で煮ながら、へらなどでゴロゴロ転がす
  • いちごから水分が出ていったん噴くと、ゴロゴロがトロトロになってきます
  • ずっと強火です。強火を貫くことが色よく仕上げるコツです
  • アクが出てきたら適宜取り除きます
  • ちょっとすくってみて、トロッと落ちるようになったらレモン汁を投入。レモン汁は普通パックのいちご4パックにつき1個分ぐらい
  • さらにトロッとしてきて、だいたい自分の好きな硬さになったら火を止めます
  • 煮沸消毒したガラス容器に入れて冷蔵保存します。ジャムは酸性ですから、ガラス容器でないと腐食したり溶解したりします。煮沸消毒は湯せんでやるのが面倒だったら、水を入れて電子レンジでチンしてもいいです。

 こうして手作りしたいちごジャムは、美味しい食パンを焼かずにそのまま、たっぷり載せてほおばるのが正しい食べ方だと私は思います。美味しいものはその美味しさをなるべく加工せずに味わいたい。大手メーカー産の防カビ剤入り食パンじゃなく、ぜひ街のパン屋さんで焼きたてを買ってきて試してみてください。