神経学会の井形発言について

 ajisunの日記に日本神経学会についての記述。

最初に井形さんの講演だったが、前回よりパワーアップしておられ、どこにあれだけの力が潜んであるのか感心してしまう。来週には国会へ10万人の署名をもって請願されるのだという。国会上程も今期延長で現実になったということか。ただここから先はどうなるのか、わからないとも言われた。念願の尊厳死法まではあと一歩であろう。しかし、彼の主眼は医師による安楽死のようだ。安楽死を否定しながら何度も海外の安楽死事情に触れて語られる。言葉の端々に患者に対する慈悲と過剰な医療批判が感じられた。尊厳死賛同派の医師らは操さんと途中まで同じ道を選ばれながら8合目ほどで別の道に入られていった方々でもある。難波先生は独自の在宅療養を実践されておられる。ただ、究極の選択の場面でどのような言葉で患者を導かれるのだろうか、そこをいつも知りたいと思う。その後、近藤清彦先生、中島孝先生とご講演は続いたが、私はただひたすら感動して心強く思った。また質問では林先生がすぐに挙手され「死の尊厳」ではなく「生の尊厳」を目指す医療をと井形先生に向かって言われた。今井先生、荻野先生と質問は続き、QOL班をそのまま持ち込んだような集会になった。どうやら神経内科医でも現状に疑問をもって一言申したい人がQOL班に集まっているようだ。

http://d.hatena.ne.jp/ajisun/20050529

 慈悲殺という概念はさすがにもう消滅したのだろうと思っていたが、なんのなんの、やはり日本尊厳死協会の理事あたりはそういう考えなのですね。星野一正もそうなのだろうな。。。
 しかし、取材で面と向かって訊けば、そこまで伸び伸びと語るはずもなく・・・う〜む、どうやってウラをとるかが問題。とりあえず、日本神経学会に講演録を頼んでみるか。まずは正面突破を目指してみること。鉄則。
 QOL班の内容についてはこれから調べます。