リルケ

 なぜ、君は待たなかったのか、その重みが、
 耐えられぬものとなるまで、その時、
 その重みは逆転するのだ、
 それはただそんなに純粋だから
 そんなに重たいのだ。

 リルケ『鎮魂歌』

 鈴木秀子さんが著書に引用していた言葉。自ら命を絶った人への鎮魂歌。