グアンタナモ、僕達の見た真実

 試写で見て、これからある雑誌にレビューを書くところなんだけど、これ、試写でもらったパンフもひでぇ誤植があり、日本の配給だかPR会社だか、どっちがやってんだか知らないが、どっちでもいいや、いったい何やってんだ、ウィンターボトム様に失礼ではないか!と思ったわけだが、さっき公式ページを見て、またもひでぇや!ってのを発見してしまったので、我慢できなくなって曝してしまうyo.


 まずはパンフの誤植とは、2ページ目、イントロダクションの下の「グアンタナモ米軍基地」っていう項目で、この映画の舞台となっている場所の説明書きだ。いきなり冒頭で……

 南米・キューバ東部の116㎡におよぶその基地は……

 試写会場は微妙に暗いので、最近ちょっと老眼のきているわたしは、自分の視力がここまで落ちたかと一瞬焦った。でもよくよく見たけど、確かに「㎡」と書いてある。あのねぇ、4LDKのマンションじゃないはずじゃん?


 そんなわけで、最初から挫けてパンフを読む気がなくなり、他の本を読みながら試写の開始を待ったわけだ。


 で、今、原稿を書く前にもう一度確かめようと思い、パンフを引っ張り出してきて、確かに「116㎡」と書いてあるのと、訂正表がどこにも付いていないことを確認し、本当はどのぐらい広いんだよ?と思って調べたら、Wikiには「116k㎡」と書いてあった。こんな調子だとこのパンフには他にも致命的な誤りがありそうなのでアテにしてはなるまい。原稿にデータを書くときは、他で調べるべし。


 でも、試写のときからもうずいぶん経ってるんで、最近開いた公式ページとやらはちゃんとやってるんだろうね、と思って公式ページを覗いてみた。


 原稿に、作品データも付けなくちゃいけないからまず、スタッフのところから見た。そしたらまたしても致命的なミステイクを発見してしまったのだ。アカン・・・!!! 何がアカンて、今回ウィンターボトムの共同監督を務めたマット・ホワイトクロスのプロフィールが、製作のアンドリュー・イートンのとこにコピペしてあんのさ。


 早々に公式ページを放り出してIMDbで検索しましたよ。これで原稿は書けるけれどもさ、なんでこんな思いをしなくちゃならないのよ!と思うわけだし、ウィンターボトムファンのわたしとしては、こんなに精度の低い仕事をするような人たちが許せなかったりするわけだし、もともとわたしって人は小意地が悪いわけだし、で、書いて曝したる。ついでにトラバしたる、ってわけさ。


 映画は、観られてよかったし、こういう映画が日本でも公開されるのは喜ばしいことだと思うし、雑誌の原稿は作品とウィンターボトムへの敬意を込めて書くつもり。文字数の制限が厳しくて舌足らずになるに決まってるから、ほんとはもっと書きたいし、ここで思いっきりレビューを書いてもいいんだけど、このエントリー、公式ページのブログにトラバしてるからね。配給ケチョンケチョンのこのエントリー内で作品について書いても、たぶん無視されるから無駄だと思うわけ。また気が向いたら、別のエントリーを立てて書くかも。


 以下、追記。


 と書いてから放置していて、今は12月29日なわけです。これは追記です。


 ふと思い出してはてなの編集ページを開いてみたら、グアンタナモweblogってのからのリンクでなんだかいっぱい人が覗きに来ている。何事でしょうか、と思ってリンク元をたどってみたら、ぎょぎょぎょっ、このエントリーのトラバが反映されていた! でもって、スタッフ紹介のページを見たら、アンドリュー・イートンのプロフィールが修正されていた。直してからこっちを反映させたかい? キタネェ。。。


 んじゃま、わたしの書いたグアンタナモ紹介文は、次の「新潮45」に出ますので、そっち見てください。ぜんぜん文字数が足りなかったので言い足りなかったこと100倍だけど、それをはてなダイアリーで書いて公開しよっかなぁと思ってたけど、もういいって。


 まあとにかく、ウィンターボトムは最高さ!