040:せかいでいちばん美しいもの
ISBN:4902256142
なにやらLOHAS系のほんわかな雰囲気が漂っているので、仕事で強制読書でなかったらまず、自分からは手にとらない本だと思われた。ところが、読んでみると(と言っても写真と大きめの文字が半々ぐらいなので、読むところはごく少ない)、そこはかとなく大人の女の毒もあり、ちょっとした疲れや悲しみもあり、しかし何か自分のあるべき姿というか、そういう姿であろうと考えているようなところが垣間見え、これが押し付けがましくないのに、ただのつぶやきでもない、という、なかなかに良いエッセイ集なのでした。