095：在宅生活を支える！ これからの新しい嚥下食レシピ

在宅生活を支える!これからの新しい嚥下食レシピ
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　だんだん食べるのが大変になってきたときにさて、どういう形で食事を供したら食べられるのか。施設なんかではまだまだ、細かく砕いた「きざみ食」だっけ？　そんなのを出しているところが多いようですが、あれは本当に食べにくい。ちゃんと元の形がわかって、自分が何を食べているかわかれば食欲もわくだろうと、例えばにんじんを細かく刻んだのをまたにんじんの形に成形して出したりするわけですが、食べてみたことありますか？　バカにすんなよ、って感じですよ。口の中でパラパラになっちゃって、ふつうに嚥下のできる者にとっても、イヤんなっちゃうような食事であります。
　で、最近ではだんだん、あれはやめて、もっと食べやすいように、もっとおいしくできないものか、という研究が進んできました。その成果を在宅でもできるようにというのがこの本の狙いです。大事なことです。これから在宅療養をする人が増えてくるので、こういう本がもっといっぱい出るといいのにと思います。あと、施設の人や訪問看護の人なども、こういうのをちゃんと読んでおいたほうが良いです。