028:偽善エコロジー
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))
posted with amazlet at 08.06.28
おすすめ度の平均:
久々に面白かった本エコと衛生は両立しない
回収したペットボトルはどこにいくのか
鵜呑みにするのは危険な気がするが
読みやすい
トンデモ本かと思いましたが、案外そうでもありませんでした。日本の森林利用についての見解などはなるほどと思えたし。けど、著者の妙に凝り固まった反骨精神に安易に同調するのは危険だと思います。環境省や経済産業省や、大企業が繰り広げるキャンペーンに騙されちゃいけないよって言うんだけど、やっぱ、西友でレジ袋要りませんっていうと2円安くなるのはうれしかったりする。著者は、ゴミなんかどんどん捨てて全部燃やしちゃえばいいって言うけど、普通に生活してて、ゴミは少ないほうが気分はいい。環境がどうとかっていうより、ゴミが少ないと気分いいのだ。ゴミがやたら多いと、過剰に消費してる感じが迫ってきて、窒息しそうな気分になるよ。だからなんか、世代が違うのかなと思った。バブル世代としては、ただただ消費するなんてことには食傷気味なのだな。
単なる頑固じじいみたいなキャラなんだが、この人のことちょっと調べてみたら、高校の大先輩だった。わたしの通った高校は昔、けっこうなイイ学校だったらしく、同期にはここでこっぴどく批判している省庁の役人や大企業のお偉方もいっぱいいるはずだが、同期会とか同窓会とかではどんな風に見られてるんでしょうね。あー、同窓と言えば、医療では鎌田さんとかも同窓。あれもなー、???って思うことがいろいろ。