052:精神科セカンドオピニオン
精神科セカンドオピニオン―正しい診断と処方を求めて
posted with amazlet at 08.09.22
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一筋の光「こころの病」が治らず困っている患者や家族への「希望の書!!」
医療従事者の方,家族の方,当事者の方へ
病気に対する光が見えてきました
やっと見つけた
amazonではなんだかみんな同じようなコメントをしていて、その同じさが異様な雰囲気なので敬遠されてしまうかもしれないのだけど、実際、中身は非常に参考になるし、まじめな本です。いいと思ったのは、多剤大量処方に至るまでの経過や、持ち直したり、調子を崩したりしたときのことを患者や家族が語り、それをモノローグとして忠実に再現していた点です。言いよどみや言い直しなどなど、ちょっとしたところに重大な問題が潜んでいるように思えます。一般的な読み物としては読みづらいかもしれないのだけど、わたしは、この問題を取り上げる一つの手法として、こうした表現方法をとったことを評価したいと思いました。精神科医の皆さんが、面倒くさがらずにこういう本を手にとってくれることを望みます。
ホームページもあります。 http://mental.hustle.ne.jp/home/