088:編集者T君の謎

編集者T君の謎 将棋業界のゆかいな人びと (講談社文庫)
編集者T君の謎 将棋業界のゆかいな人びと (講談社文庫)大崎 善生

講談社 2006-07-12
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 将棋本づいてまして、これも大崎善生です。週刊現代に連載されていたエッセイを再編集したものです。
 いくつかこの本の中に将棋関係の本が出てきたので、これから片っ端から読んでみようと思うわけです。その前に少しは将棋そのもののことも勉強しないと、本当に面白いものを見逃してしまうなぁなどとも思っております。もしかすると今年は、100冊リストの中に、振り飛車がどうしたとか、詰将棋の解き方だとか、そんな本がこれから登場するかもしれません。40の手習いどころか、もうすぐ50だというのに今ごろになって、わたしもまた、どうしたことでしょう。いや、しかし面白い。
 この本には、将棋界で生きている人たち、それは棋士だけじゃなくて、編集の人たちとかいろいろな人たちが登場します。あ〜なぜ、こんなに面白い世界をわたしはこれまで見逃していたのだろう。もっと若いうちに知っていたなら、どこかの新聞か週刊誌かあるいは将棋連盟かで将棋記者になるか、将棋専門編集者になっていただろう。あ〜惜しいことをした。

 ここに載ってた本でこれから読もうと思うもの:風流冷飯伝(米村圭伍)、フフフの歩(先崎学)、真剣師小池重明団鬼六)。あと、先崎棋士のは、『浮いたり沈んだり』も読みたい。それから詰将棋っていうののやり方が初歩から書いてある本もお勉強用に今度買ってこよう。そうだ、今度千駄ヶ谷に今度行くときに、将棋会館へ寄って、一切合財、大人買いしてくればいいんだ!