アレクサンダー・ペイン
「サイドウェイ」でアカデミー賞脚色賞を獲った監督だ。「サイドウェイ」も「アバウト・シュミット」も、中年以降のよれよれ男のお話だった。主人公たちを見つめる目にはユーモアがあり、存在を許しているぬくもりが感じられ、それがこの監督の経歴や風貌とどうつながっているのか、非常に興味のあるところなのであった。
町山氏がすかさずペイン監督に聞いたようだ。代わりにインタビューしてもらったようで(?)恐縮だったり、同じ視点で聞いてくれた人がいたのがうれしかったり。ということでトラックバック。
「あなたはあなたの映画に出てくるような人の気持ちがどうしてわかるんですか?」と尋ねると、
「君は僕をよく知らないからさ。個人的に僕という人間を知れば、僕の中にも負け犬がいることがわかるよ。いや、人は誰でも本当はみんなそうだと思うよ」
ちなみに、わたしも「サイドウェイ」の試写を見て、シネトレに原稿を書きました。はてなにもアップしてあります。
http://d.hatena.ne.jp/schizophrenic/20050225/1109305857