本
対象を先入観なしにとらえ、内外の研究成果と照らし合わせて解き明かしていくという、当たり前かもしれないけれども意外ともしかすると日本の臨床にいる精神科医がやっていないかもしれないことが、この本の中できちんとなされていて、ちょっと感動モノでし…
とりあえず、最初に読んだときにつけた付箋部分の引用です。太字は、本文傍点。 p.29 序 「共同体」のかなたへ 唖者のことばをきく耳を周囲の人がもっているとき、唖者は唖者でない。唖者は周囲の人びとが聴く耳をもたないかぎりにおいて唖者である。"deco" …
エイズの起源作者: ジャック・ペパン,山本太郎出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/07/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 著者はカナダの感染症研究者(医師)で、1988年からエイズの研究に取り組んできた。この論文はケンブリッジ…
ルポ執筆にあたり目を通した本で図書館で借りた分。中島みち『見えない死――脳死と臓器移植』文藝春秋,1985. 澤井繁男『臓器移植体験者の立場から』中央公論新社,1999. 高知新聞社会部「脳死移植」取材班『脳死移植――いま考えるべきこと』河出書房新社,20…
某誌ルポを書く際に目を通した本のリストを図書館に返す前にメモ。臨時脳死及び臓器移植調査会,平成4年1月22日,『脳死及び臓器移植に関する重要事項について(答申)』厚生省健康政策局総務課内.臨時脳死及び臓器移植調査会,平成3年6月14日,『脳死及び臓…
日本尊厳死協会の東海支部で、井形昭弘理事長が中心になり、疾病別の末期医療ガイドラインを策定していると聞いていた。初校のコピーがこっそりあちこちへ流出していたのは確か、6月下旬か7月上旬頃だったと思う。 尊厳死議連の法制化の提案に、日本医師会か…
認知症介護でいろいろと本を書いている村瀬孝生さんの最新刊。ギャハハと笑って、ちょっと考える。「センター方式」はそりゃ、とりあえずの成果を標準的に出すには有効だろうが、やはり、個別の人の力なんだろうなぁと思う。力持ちじゃなくていいから、こう…
生きる力―神経難病ALS患者たちからのメッセージposted with amazlet on 07.01.16「生きる力」編集委員会 岩波書店 売り上げランキング: 26465Amazon.co.jp で詳細を見る ALSの患者さんたちのメッセージ集。ちょい、泣く。同情だとかそんなんじゃなく、あたし…
2007年夏の参院選に民主党から出馬を決めた山崎摩耶氏。もともとは日本看護協会の常任理事で、id:ajisunが在宅呼吸器管理をめぐって闘った相手だ。でもって、わたしはたまたま、山崎摩耶氏のオフィスと同じビルに仕事で毎日通っていて、エレベーターで乗り合…
週末に〆切の紹介文を書くために、5冊ほど読まなくちゃなのだが、1冊しか読み終わってない。やばい〜 脳卒中を生きる意味―病いと障害の社会学posted with amazlet on 06.12.14細田 満和子 青海社 売り上げランキング: 55387おすすめ度の平均: 「障害受容」を…
ベタだけど、人は誰でも、いつでも、人に愛され、愛して生きていくのだということを改めて知る。この本に登場する佐藤初女さんの講演会に来月、行く。初女さんがやってきたことと、わたしがやりたいと思っていることとの間に、おこがましいけれども、共通の…
今日、図書館で借りてきた本。 死にゆく者からの言葉 鈴木秀子著 ライターの友だちが今、鈴木秀子さんにハマっていて、「いいよ〜」っていうから。富士 武田泰淳著 これは何かの書評で読んで、読みたい〜〜〜〜!と思ったから。でも、どこになんと書いてあっ…
『「朝」日記の奇跡』佐藤伝著、日本能率協会マネジメントセンター やってみようかなと思った。いつものことだが、なんか変えなければいけないような気がしてしかたない。ISBN:4820716484 『スピリチュアルな人生に目覚めるために』江原啓之著、新潮文庫 あ…
「健全な死生観」などというものがあるのかどうか、わからないが、諏訪中央病院の緩和ケア病棟で医長を務めるこの医師は、とてもバランスのとれた、健全な考え方をする。 特に「第1章“命”とがんの関係について考える」を興味深く読んだ。著者は、「命の残り…
尊厳死法制化に関するルポからの流れで、脳死・臓器移植についても敏感にならざるをえない。このところ、河野太郎などが盛んに臓器移植法改正をぶち上げていて、傍観していれば、大変なことになりかねないという懸念もある。 特に関心の深い人以外、臓器移植…
家で生きることの意味―在宅ホスピスを選択した人・支えた人posted with amazlet on 05.11.23柳田 邦男 川越 厚 青海社 (2005/09)Amazon.co.jp で詳細を見る ISBN:4902249170 ここ一週間ぐらいの間に読み終わった本をとりあえずリンク貼りました。ただの自分…
ナースな言葉posted with amazlet on 05.11.23宮子 あずさ 集英社 (2005/10/20)Amazon.co.jp で詳細を見るISBN:4087478769
「片づけられない女」は太るposted with amazlet on 05.11.23小林 光恵 新講社 (2005/11)Amazon.co.jp で詳細を見る 「片づけられない女」……は“ダイエット体験本”です。と言うと、ありきたりに聞こえるかもしれませんが、著者は40代も半ばで、決してもう若い…
半落ちposted with amazlet on 05.11.23横山 秀夫 講談社 (2005/09)売り上げランキング: 91Amazon.co.jp で詳細を見るISBN:4062751941
私の介護days―仕事も、おしゃれも。posted with amazlet on 05.11.23横森 美奈子 小学館 (2005/10)Amazon.co.jp で詳細を見るISBN:4093875561
sherleyさんからバトンをいただきました。 コミックにはかなり疎いほうですが、やってみます。1.Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数) たぶん、10冊未満。子どもらの分を入れてもいいなら、300冊ぐらい? 2.Comic t…
本が読みたい、読まねばならぬ本ではなくて読みたい本が読みたいのだ〜〜〜と、ここ2か月ぐらいイライラしながら、日に10分ぐらい中井先生の本を読んで心を慰めてきたのでした。 小熊英二の新刊が出るらしい。 http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/…
倉橋由美子さんが亡くなられて、心のどこかに小さな穴があいたような感じがしている。こんな雨の日は、ほんとうならしっぽり『パルタイ』なんかを本棚から取り出して読んでいたい。 そうして過ごして夜になったら、ウィスキーをロックで用意して、今度は『よ…
これは月刊「ナーシング・トゥデイ」(日本看護協会出版会)7月号の新刊で取り上げる本です。もうすでに原稿は書いて送ってしまったのですが、雑誌の原稿は文字数に制限があり、この本のいいところや、この本から考えさせられたことなどをあまりうまく紹介す…